青もみじに誘われて ③鷹峯 [2022年6月京都]
さて、翌日、つばの広い帽子をかぶって、マスクして、アームカバーもつけて、手で持つ扇風機も持参して地下鉄とバスで向かったのが鷹峯と呼ばれるあたり。
地図で言うと、金閣寺の北あたりでしょうか?
ここは紅葉で有名なお寺があるのですが、紅葉の季節はものすごい人だと聞いているので今まで行ったことがなかったんです。
まず向かったのがここ。
源光庵
門をくぐると広い庭。
早速ひんやりした本堂へ入ります。
バスでもこの近くの停留所で降りる人は少なかったな。
案の定、人は少な目。
緑が清々しいですが、みんなのお目当てはこの隣の部屋。
丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」
パンフレットによると、悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現する、とあり、
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそう。
うーん、よくわからないけれど、何となく四角いほうが迷いで丸いほうが悟りっていうのはそうなのかな?っていう感じがする。
ここは紅葉の時期になるとすごい人だそうで、青もみじだし平日だからかバッチリ写真も撮れました。
ちなみにここも「そうだ京都行こう」のCMに使われていて、調べたら2014年。
キャッチコピーが「紅葉が、宇宙や人生の話になってしまうとはね」でした。
そう聞いて見てるせいか、丸窓をぼーっと見てるうちふと平面ではなく球体に見えてくる気がするときがあって。
何枚も撮ったうちの球体っぽい?1枚。
どうでしょ?
青もみじの丸窓もなかなかのもんだとは思うのですが。
ここもずっとぼーっとしていたい場所PART2でした。
だからと言って、悟りは開けそうもありません。未だに迷ってばかりの私には四角い窓が似合ってるのかも?
でもこの丸窓、好きだなぁ。。。
ここから歩いて向かったのが光悦寺。
最初、入口がわからなくて行き過ぎてしまい、近くにいた女性に聞いて、来た道を戻ったりしたのでした。
参道が青もみじでステキだったのですが、参道撮影禁止の札がかかっていたのでパス(でも誰もいなかったのですが)。
拝観料を払って渡り廊下の下をくぐると広いお庭が見えてきます。
ここは本阿弥光悦ゆかりのお寺だそう。調べてみたら光悦とは、江戸初期の芸術家。家業の刃剣の鑑定、研磨のほか書、作陶、漆芸などに天分を発揮、とありました。
庭に入ってみたら誰もいません。それをいいことにバシバシ写真を撮りまくり。お寺のお庭を独占出来るなんて、なんて贅沢なんでしょう。人の声も聞こえないしただ静かに過ごそうと思えば過ごしていられる。みなさん青もみじ、オススメですよ。
暑かったけれど、静かな時間を過ごせました。
そしてちょっと見晴らしのいい場所も。
そういえば、バスは坂道を登ってきたなぁと思った場所。意外と高台に来ていたのですね。
ここを撮るのにずっと座っていた場所。
ここでもペットボトル片手にぼーっとしてました。
ここはまた、光悦垣という特徴ある垣根があるそう。
6月なのにほんのり赤くなってるもみじ発見。
ここを出て、やはり歩いていける距離にある常照時さんへ。
うろ覚えなのですが、拝観の際、お抹茶つきかお抹茶ナシか選べた気がします。HPみても書かれていなかったので不確かですが。
でも抹茶つきをお願いしました。あまり冷たい飲み物を飲みたくないけど喉が渇いた私には願ったりかなったりで。
ここは吉野太夫ゆかりの地だそうで、吉野太夫とは、今でいう才色兼備な太夫さんだったようで、その方のお墓もあります。
そしてその吉野太夫の好んだ大丸窓(俗に吉野窓)を配した茶室もあり、それがこちら。
外からみると
丸窓は完全な円ではなく、下が欠けています。
お茶のたしなみはないけれど、こんなお茶室でお抹茶をいただいたらステキでしょうね。
ここの本堂は撮影禁止だったので、いただいたお抹茶をパチリ。
いただいた水無月という和菓子と一緒に。
京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習がある、とウィキに載っていました。
偶然にも行った日は6月30日。知らないうちに無病息災を祈願していたらしいです。そしてそれをさりげなくお茶請けに出してくださった常照寺さん、ありがとう。
お抹茶でひといきついたあと、次の場所に行こうとして、お寺の方にお聞きしたら歩いていく方法とバスに乗る方法とあることがわかりました。
歩くと20分。下り坂だそう。
紅葉の時期ならそれもいいかもしれませんが、私は迷わずバスを選びましたよ。
帰ってから調べたら、京都の気温、前日の最高気温が35.6℃、この日の最高気温が37.2℃でした。それはバスでしょ?
そしてまた続きます。
青紅葉の丸窓もいいですねぇ
丸窓のある茶室も素敵だな
水無月、食べたいな
by さる1号 (2022-07-26 04:52)
新緑まぶしいですね。
人が少なくてゆっくりできたのは良かったですね。
京都は、静かな方がはるかにいい雰囲気を感じられますが、多くの観光客でそれが叶わないことの方が圧倒的に多いですよね。
by YAP (2022-07-26 07:41)
ああ、この丸い窓のところ、よく写真雑誌やサイトに出てきますね。
人のいない時期に京都に行きたいけど、そんなに暑いのもなぁ…
手に小さな扇風機というのもすごいですね。
エネルギーは電池?ソーラー電池とか?
by めぎ (2022-07-26 20:37)
なるほどなあ
人がいない京都
良いですね。
by 八犬伝 (2022-07-26 20:51)
丸い窓、案外色々あるんですね。私は祇王寺のしか知らなかった・・・。
赤くなってたモミジは、ひょっとしたら赤から緑になる品種だったのかも。
出猩猩とか、春は赤い新芽で夏に向かって緑になるのがあるらしく・・・
と最近知ったんですよ^^;。
水無月、父が好きでした♪
by Inatimy (2022-07-26 20:58)
さる1号さん☆
水無月、見た目も涼し気で美味しいですよ。
青もみじの丸窓、気に入りました。
by sheri (2022-07-26 21:03)
YAPさん☆
静かな時が好きで、むかーし冬にも行ったことがありますよ。
大雪さえ降らなければ静かでいい雰囲気でした。
でもコロナ前はそれもどうだったんでしょうね。
海外からの観光客を入れたらまた雰囲気変わるでしょうね。
by sheri (2022-07-26 21:06)
めぎさん☆
私が買ったのではないけれど、近いデザインのを見つけました。
最近日本で流行ってます。
https://item.rakuten.co.jp/yasuize/zk-hdfn-0421/
見れるかな?私のは充電式です。
by sheri (2022-07-26 21:09)
八犬伝さん☆
コロナ禍で時たま耳にするのが「ずらし旅」というキーワード。
今回のはまさにそれでした。暑いけど人がいないのはうれしい。
by sheri (2022-07-26 21:11)
Inatimyさん☆
もみじ、そうかもしれませんね。
実家近くに春に赤いもみじがあったのですが、そういう種類かも?
水無月、お父様が好きだったんですね。おいしかったです。
by sheri (2022-07-26 21:13)
鷹峯もいいところですよね。
季節を変えて何度か訪れたことがあります。
光悦寺、参道撮影禁止になってしまったのですね。残念です。
急な坂を下ると金閣寺です。
by kuwachan (2022-07-26 21:46)
kuwachanさん☆
鷹峯、気に入ってしまいました。
光悦寺、参道は狭いから、紅葉時期に立ち止まって撮影しちゃうとすぐ渋滞になってしまうからでは?と勝手に想像してしまいました。
そうですか、坂を下ると金閣寺なんですね。
歩ける時期にはそのコースもいいですね。
by sheri (2022-07-27 09:52)
丸窓、確かに球形、凸レンズ? のような感じに見えますね ^^v
紅葉も良いですが、青もみじも大好きです。
暑そうですが、コロナの制限もなくなると又、京都は大変な混雑でしょうから、行ける時に行く!! のが良いですね。
by moz (2022-08-04 14:05)
mozさん☆
わあ、わかっていただける人がいた!
そうなんです、私はだんだん球体に見えてきて、面白いなぁと思いました。
そうなんです、最後に書こうと思っていたのですが(多分また書く)、海外からのツアー客も受け入れてきているし、そうなると静かな京都ではなくなっちゃうのかな?と思い、行っちゃいました。その後感染者も増えてきたりして、また行きにくくなりましたね。
by sheri (2022-08-04 21:49)
リンク先、見てみました。
ヘッドホンみたいなタイプのもあって、ほ~これクール!欲しいなあって思いました。
by めぎ (2022-08-06 21:39)
めぎさん☆
見れてよかったです。
ヘッドホンみたいなの、同僚が持ってて、便利そうでしたよ。使っていても両手が空くし。
by sheri (2022-08-06 23:30)