青もみじに誘われて ④今宮神社 [2022年6月京都]
ちょっと間があいてしまいましたが続きです。
バスを降りたら道が4つに分かれていました。
どっち?と思いつつ、地図をたよりにこっちだろうと思う方へ進みますが、誰も歩いていません。
暑いしねぇと思ったけれどちょっと不安になる私。
でも無事に着きました。
着いたのは今宮神社。
パンフレットによると、鎮疫、健康長寿の社、西陣の氏神として人々の崇敬を集めています。近年は開運良縁のご神徳を求め多くの人で賑わっています、とありました。
境内は広々としていて気持ちいい。
↑もちゃんと回ってきました。
そして面白いなと思ったのがこちら。
阿呆賢さんと呼ばれている「願いがかなう石」とも呼ばれているそう。
①手のひらで3度軽く石をたたいて持ち上げる。
②心に願いを念じながら優しくなでる
③もう一度持ち上げてみる
で軽くなれば願いは叶うと言われているそう。
やってみて、2度目は若干軽くなったような。気の持ちようですかね?
手水舎?もお花で飾られていて風鈴が清々しく。
で、ちゃあんとお参りした後は、お目当てのスイーツ。
入ってきた入口とは別の入口の向こうに見えるのは昔ながらのお茶屋さん。
ここだけ見たら時代劇のセットみたい。
ここでしか売ってないというあぶり餅です。一度食べてみたかった~
暑い中、火のそばでお餅をあぶってくださいます。ありがたい。
参道に向かい合って2件あぶり餅やさんがあるのですが、今回はかざりやさんへ。
これこれ、これが食べたかった。
甘い味噌餡をあぶってお餅にからめていただくもの。
写真で一人分。多そうに見えるかもしれないけれど、ぺろっといただきました。
暑かったので、大きい急須に入ったお茶もかなりお腹の中へ。
次回はもう片方のお店のあぶり餅試してみたいな。のれんがいい感じだなぁ。なんて考えながらぼーっと出来るお店でした。
そして本当はもう一つ行きたい場所があったのですが、そうすると時間がなくなりそうだし、とのことであきらめ、バスに乗って地下鉄に乗ってホテルへ。
ホテル近くで軽く遅めのランチを済ませ、荷物をピックアップしてから駅近くのデパートで551蓬莱の豚まんを買うのがお約束(京都土産ではないけれどやっぱりこれははずせない)。
新幹線に乗りました。
コロナ禍になってからずらし旅なんていう広告を見かけるようになってきて、今回はまさにずらし旅。曜日をずらし、混む季節をずらし。
ずらしたお陰で並ぶお店も並ばずに入れたし、何しろ海外からのツアー客も受け入れるなんてニュースも聞いたから、そうなるとだんだん静かな京都ではなくなっちゃうのかな?なんて心配もして思いきって行ってしまいました。
帰ってからまた第7波なんて話も聞くし、行くならその時だったのかもしれなかったと思います。
戻ってから、介護やら色々あったりするのでリフレッシュになったしで。
そして豚まん以外に買ったお土産の一つが水無月。
白いのしか知らなかったけれど、これは若干緑色。抹茶味?多分よもぎ味?な気がしました。
お店の人にちゃんと聞いておけばよかった。
美味しくいただきました。
青もみじに誘われて ③鷹峯 [2022年6月京都]
さて、翌日、つばの広い帽子をかぶって、マスクして、アームカバーもつけて、手で持つ扇風機も持参して地下鉄とバスで向かったのが鷹峯と呼ばれるあたり。
地図で言うと、金閣寺の北あたりでしょうか?
ここは紅葉で有名なお寺があるのですが、紅葉の季節はものすごい人だと聞いているので今まで行ったことがなかったんです。
まず向かったのがここ。
源光庵
門をくぐると広い庭。
早速ひんやりした本堂へ入ります。
バスでもこの近くの停留所で降りる人は少なかったな。
案の定、人は少な目。
緑が清々しいですが、みんなのお目当てはこの隣の部屋。
丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」
パンフレットによると、悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現する、とあり、
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそう。
うーん、よくわからないけれど、何となく四角いほうが迷いで丸いほうが悟りっていうのはそうなのかな?っていう感じがする。
ここは紅葉の時期になるとすごい人だそうで、青もみじだし平日だからかバッチリ写真も撮れました。
ちなみにここも「そうだ京都行こう」のCMに使われていて、調べたら2014年。
キャッチコピーが「紅葉が、宇宙や人生の話になってしまうとはね」でした。
そう聞いて見てるせいか、丸窓をぼーっと見てるうちふと平面ではなく球体に見えてくる気がするときがあって。
何枚も撮ったうちの球体っぽい?1枚。
どうでしょ?
青もみじの丸窓もなかなかのもんだとは思うのですが。
ここもずっとぼーっとしていたい場所PART2でした。
だからと言って、悟りは開けそうもありません。未だに迷ってばかりの私には四角い窓が似合ってるのかも?
でもこの丸窓、好きだなぁ。。。
ここから歩いて向かったのが光悦寺。
最初、入口がわからなくて行き過ぎてしまい、近くにいた女性に聞いて、来た道を戻ったりしたのでした。
参道が青もみじでステキだったのですが、参道撮影禁止の札がかかっていたのでパス(でも誰もいなかったのですが)。
拝観料を払って渡り廊下の下をくぐると広いお庭が見えてきます。
ここは本阿弥光悦ゆかりのお寺だそう。調べてみたら光悦とは、江戸初期の芸術家。家業の刃剣の鑑定、研磨のほか書、作陶、漆芸などに天分を発揮、とありました。
庭に入ってみたら誰もいません。それをいいことにバシバシ写真を撮りまくり。お寺のお庭を独占出来るなんて、なんて贅沢なんでしょう。人の声も聞こえないしただ静かに過ごそうと思えば過ごしていられる。みなさん青もみじ、オススメですよ。
暑かったけれど、静かな時間を過ごせました。
そしてちょっと見晴らしのいい場所も。
そういえば、バスは坂道を登ってきたなぁと思った場所。意外と高台に来ていたのですね。
ここを撮るのにずっと座っていた場所。
ここでもペットボトル片手にぼーっとしてました。
ここはまた、光悦垣という特徴ある垣根があるそう。
6月なのにほんのり赤くなってるもみじ発見。
ここを出て、やはり歩いていける距離にある常照時さんへ。
うろ覚えなのですが、拝観の際、お抹茶つきかお抹茶ナシか選べた気がします。HPみても書かれていなかったので不確かですが。
でも抹茶つきをお願いしました。あまり冷たい飲み物を飲みたくないけど喉が渇いた私には願ったりかなったりで。
ここは吉野太夫ゆかりの地だそうで、吉野太夫とは、今でいう才色兼備な太夫さんだったようで、その方のお墓もあります。
そしてその吉野太夫の好んだ大丸窓(俗に吉野窓)を配した茶室もあり、それがこちら。
外からみると
丸窓は完全な円ではなく、下が欠けています。
お茶のたしなみはないけれど、こんなお茶室でお抹茶をいただいたらステキでしょうね。
ここの本堂は撮影禁止だったので、いただいたお抹茶をパチリ。
いただいた水無月という和菓子と一緒に。
京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習がある、とウィキに載っていました。
偶然にも行った日は6月30日。知らないうちに無病息災を祈願していたらしいです。そしてそれをさりげなくお茶請けに出してくださった常照寺さん、ありがとう。
お抹茶でひといきついたあと、次の場所に行こうとして、お寺の方にお聞きしたら歩いていく方法とバスに乗る方法とあることがわかりました。
歩くと20分。下り坂だそう。
紅葉の時期ならそれもいいかもしれませんが、私は迷わずバスを選びましたよ。
帰ってから調べたら、京都の気温、前日の最高気温が35.6℃、この日の最高気温が37.2℃でした。それはバスでしょ?
そしてまた続きます。
青もみじに誘われて ②建仁寺界隈 [2022年6月京都]
前回の続きです。
清水寺から坂を下り、行きたかったのは建仁寺。
でもここでまた道に迷っちゃったんです。
花見小路を抜ける道なら何度も通っていて知っていたのですが、清水から降りるときに建仁寺の南のほうへ降りてしまい、そちらは民家が多くて目印になるものがよくわからず、結局近くを歩いていたおじさまに聞くことに。
そしたら敷地は目と鼻の先だったのですが、敷地の中でもいくつか建物があって、やっぱり教えてもらわないとわからなかったのでした。
そしてまず先に行ったのが建仁寺の塔頭である両足院。
ここは通常は非公開。新春や秋の特別公開、半夏生の庭園の特別公開時だけ開放されるそう。
中からお庭も見れるし、お庭を散策することも出来ました。
半夏生の花って初めて知りました。見たことあったかなあ?
池を囲んでところどころに半夏生の群生がキレイ。
ガイドブックによると、半夏生は開花の頃、周りの葉っぱが緑から白く色が変化し、水芭蕉の花が咲いたようになるとのこと。
そして開花が終わればまた緑に戻るのだそう。不思議。
そしてここでは半夏生の花をデザインした御朱印を頂きました。写真撮ってないけど素敵でした。
やはり暑いせいか、庭に出てる人は少なく、みなさん中から庭を眺めていらっしゃいました。
そして次に向かったのが建仁寺。
花見小路なら何度も行ってるのに、建仁寺は実は初めて。
今回行きたくなったのは、原田マハさんの「風神雷神」を読んでしまったから。
読んでしまった、っていうのも変だけど。
国宝だけれど、本物は京都国立博物館?(違ってたらごめんなさい、模写もあるしよくわからなくて)にあるので
建仁寺にあるのは最新技術を用いた複製画。なので写真オッケーでした。
複製画でもすごい迫力。
近くで撮ると
昔はこんな風に飾られていたという雰囲気を味わいたくて。電気のない時代にろうそくの灯りだけで見たら、この金色がほんのり明るく見えたのでしょうね、なんて想像したりして。
それにきっと本物は撮影出来ないでしょうし。でもいつか本物も見たいなぁ。
そしてここの庭は今年の「そうだ京都行こう」のCMでも使われていますね。
それっぽくパチリ。
潮音庭というお庭です。
最初のうちは修学旅行生もちらほらいたけれど、閉館ちかくになってきたせいかまたまた人も少なくゆっくり出来ました。
あぁここでずっとぼーーっとしていたい。
でもでも見どころは他にも。
枯山水のお庭も。
長い渡り廊下を渡って、
たどり着いたのは法堂。
ここの天井に双龍図が。
ズームしてみると、
迫力でした。
建仁寺を出たときには受付時間は締め切られている時間。入れずに残念がっている人も。
そしてやっと花見小路を抜けてちょっと一服。
普段からあまり冷たいものは食べないようにしているけれど(すぐお腹をいたくするので)、夏に京都に来たからには抹茶味のかき氷かパフェでしょ?と、行く前から何件かリサーチ。
でも平日お休みのお店も多くてやっと見つけたのが都路里さん。
はい、ここでパフェ食べましたよ。
、
いくつか種類のあるなかで、私が食べたのはヨーグルトパフェ。
もちろん抹茶味だし、フルーツも入ってておいしそうだったのでこれにしました。
入店時にはしばらく並びましたが、もう他を探す元気もなく。
でもおいしかった~
これを食べたらお腹いっぱいになってしまったので、夕飯は新京極でテイクアウトした鯖寿司で〆。
この日は最高気温35.6度だったよう。
一日じゅうペットボドルをごくごく飲んで、パフェも食べたら案の定夜にお腹がちくちく。
明日も暑いけど、なるべく暖かいのを飲もうと心に誓って就寝。
続きます。
今日は祇園祭 宵山巡業の日ですね。
TVで見てて、人混みにビックリしました。
青もみじに誘われて ①京都東山 [2022年6月京都]
頑張って書いた長い記事が消えてしまいました(泣)
思い出しながらまた書きます。
インスタグラムで他の方の撮った京都の青もみじの写真がどれも素敵で、行きたくなったのが1ヶ月前。
仕事のシフトとにらめっこして、親の通院付き添い日を避けて、行けそうな日を見つけて、新幹線と宿の予約をとり、後は台風が来ないことだけ願っていたのに、台風どころか京都は猛暑!
なんてこと、と思いながらもせっかくの京都、頑張ってあるきました。
鴨川沿いに均等な間隔でいるというカップルも、今日はいません。暑さのせいでしょうね。
でも暑さでボケボケしていたんでしょうね、京都から地下鉄で四条駅に降りるはずが、隣接している別の路線の烏丸駅の名前が頭にあったみたいで、烏丸御池で降りてしまいました。
仕方なく1駅歩くはめに。
そして錦市場を歩くつもりだったので、ほぼ2駅歩いたような感じになってしまいました。
この時点で既にヘロヘロ。
市場近くの宿に荷物を置いて、少しだけ身軽になったので、気を取り直して出かけます。
まずは最近お気に入りの白川南通りへ
暑そうでしょ?誰も歩いていないでしょ?本当に暑かったんです~
紫陽花も暑そうで。
そしてまたまたお気に入りの巽橋。
観光客ではないですよね?ラッキーでした。
そろそろお昼時なので、ひさごさんへ
紅葉の時なんかは混んでいるんでしょうが、すんなりと入れました。
ここで食べたのは有名は親子丼。
京都だし、薄味なのかなあ?と思っていたら、しっかり味がついてるし、出汁もきいてるし、卵がとろっとろ。
ファンになりました。
お昼食べて元気が出て、次に向かったのが、八坂庚申堂さん
ガイドブックによると、平安時代、浄蔵法師によって創建。日本最古で日本三大庚申のひとつ、とあります。
最近ではインスタ映えすると人気のよう。
ちゃんとお参りして、御朱印を探したのですが見つからず、授与所で聞けばよかったのにここはないんだと思い込んで帰ってきてしまいました。
後からネットで調べたら、御朱印あるようです。あぁ。。。やっちゃいました。
次回への宿題ですね。そして京都の宿題はたまっていく一方の私。
次に向かったのが清水寺。何度も行っているけれど、御朱印はいただいていなかったので久々に行ってきました。
修学旅行生も戻ってきていましたよ。
「みんなで写真撮るよ~」なんて声があちこちで。なんか色々な意味で懐かしいなぁ。
修学旅行も出来なかった学年もあると聞きますし。
ここにも修学旅行生。
鎌倉のときと同じくストラップが入ってしまったようです。
でもはずしたくないし、気をつけなきゃ。
実はこの近くで、結婚式の前撮りもやっていました。
この猛暑の中、色打掛は暑いはず。大変だなぁ。
続きます。
先週、悲しい事件が起きました。
私は特にその方を応援している訳ではないけれど、銃で撃たれたなんて、驚くと同時にショックです。
まさか日本でこんなことが起きるなんて・・・
ご冥福をお祈りいたします。