金沢文庫めぐり ② [++odekake++]
前回の続きです。
カフェで癒されたあと、シーザイドラインに乗って次の駅へ
駅から歩いて5分ほど歩いていて気づきました。「ここってバーベキュー出来る公園のある近く??」
そうなんです、子供が小さいころ、バーベキューをしに来た野島公園の近くにその建物はありました。
旧伊藤博文金沢別邸です。
海側から見たところ
庭からは、八景島シーパラダイスも見えます。
庭のぼたんも満開でした。
いただいたパンフレットによると、ここは伊藤博文公により1898年に建てられた田舎風海浜別荘建築だそうです。
明治期、富岡などの金沢近辺は東京近郊の海浜別荘地として注目され、松方正義や井上馨などが別荘を設けました。
その後、大磯、葉山など湘南地方が別荘地として栄え、金沢はその役割を終えました。
金沢別邸は当時の別荘地の数少ない貴重な建築遺構です、とあります。
公益財団法人 横浜市緑の協会というところが管理しているそうで、なんと入場料タダ!です。ありがとう。
中に入ると当時の生活の様子がわかります。トイレなんかもしっかり残っていましたが撮影はさすがにパス。
縁側から一番広い部屋を写したところ。
一番広い部屋(帰帆の間)から見る海。
海の向こうにシーパラダイスが見えます。
八景島って人口の島だそう。私も初めて知りました。八景島がなければもっと遠くの海も見渡せたのかな?
伊藤博文公が現在のこの景色を見たら、憂えるのか、それとも面白がってくれるのか??
いくつか部屋がある中で、私はこの部屋が何故か落ち着いてしまって、座り込んで外の景色を飽きずに眺めてしまいました。
トイレは撮らなかったけれどお風呂場をパチリ。
なんか気持よさそう。帰帆の間でのんびりして、そのあとここでお風呂入ってのんびりして、なんてやってみたいなぁと思わせる建物でした。
前回のカフェもそうだけど、こういう場所ってもっと知られてもいいような気がします。
私ももっと前に知りたかった。
でも子供連れてきちゃって、走り回った子供が間違って障子をバリ!なんてやってしまっても困るから、今で良かったのかな?
↑と書いてから再びパンフレットをじっくり読んだら、平成18年に横浜市指定有形文化財に指定されたが、建物の老朽化が著しかったことから平成19年解体工事、調査を行い、現存しない部分を含め創建時の姿に復元することになり、平成20年に工事着手、平成21年に竣工した、とありました。公開しはじめたのは割と最近なんですね。
てことは私の子供が小さかったときは見学出来なかったということで、バリ!の心配はなかったようです。
どうりでバーベキューのとき知らなかった訳だぁ。
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